アジアの猫たち

カテゴリ:Uzbekistan( 2 )

物売り婆と

ウズベキスタンでは、特に地方都市に行くと、
物売りのババアが街角に立ち、なにやらわびしい雰囲気を醸し出している。
タバコやガム、アメちゃん、菓子などを並べ、
寒々とした空気の中、通行人に向けて商っている。

傍らの乳母車に詰まれているのはガキではない。
毛布をめくると、その中にはホカホカのパンが入っているのだ。
寒い冬でもけっこう保温できている。
ちなみにウズベクのパンはそのままでもいくらでも食べられるほど旨い。
このパンと、ショールバという国民食的スープだけで、十分に満足できる食事となる。

で、そんな物売りババアのそばを片時も離れないネコがいた。
古都ブハラの旧市街。
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モフると喜んで、淫らにゴロゴロするのだが、抱かせてはくれない。
抱き上げようとすると嫌がって俺の腕を蹴り、バアさんのもとに逃げる。
飼っているわけではないようだが……。
しきりにネコと遊ぶ俺を、バアさんは鬱陶しそうに眺めていた。

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こいつもやっぱり横長ヅラ。
これが中央アジアのスタンダードネコなんだろうか?
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by give-me-mail | 2011-05-15 05:43 | Uzbekistan

冬の砂漠

年末年始はウズベキスタンで過ごした。
一年中クソ暑いタイで暮らしていると、脳ミソが湯立って
もともと悪い頭がさらにバカになる気がして
毎年この時期は、必ず寒い場所を旅するようにしているのだ。

……が、ウズベキスタンは寒すぎた。
夜間になるとマイナス5~10度くらい、
キジルクム砂漠の果て、アラル海の干上がった跡地あたりでは
体感温度はマイナス20度くらい(たぶん)、
常夏タイとの温度差はシャレにならないくらい大きかった。

さらに旧ソ連ということで、暗~い街並みが多く、そんな意味でも寒かった。
ブ厚い毛皮のコートを買ってくるまり、白い息を吐いてひたすらに徘徊した。
寒さがつらいと感じたのは、10数年前に行ったチベット以来だろうか。

そんな気候なものだから、ネコたちとの出会いも少なかった。
特に首都タシケントではほとんど見かけることがなかった。

それでもイナカに行くと、わずかばかりのノラたちが相手になってくれて
凍えた心身を温めてくれるのだった。

そのうちの1匹。
街全体が世界遺産に登録されている古都ブハラ、
その西部にある歴代君主の居城アルク城の、
入口の門のあたりにいたのがコイツだった。
チケット売り場や土産物屋のオバハンたちから可愛がられている。
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寒さからなのか、ウズベクのネコどもはみんな毛が長い。
とってもフワフワしており、抱いてみると身体の本体は見かけよりもずっと小さく、軽い。
そして上下から潰されたような横長ヅラの奴らばかりなのは、
ペルシャあたりの血筋なのだろうか。
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また、節操のない熱帯アジアのネコと違って、甘えてくる奴も少なかった。
気高いというのか、生意気というのか。
明らかな民族性の差異を感じた。
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by give-me-mail | 2011-01-15 03:48 | Uzbekistan



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