アジアの猫たち

冬の砂漠

年末年始はウズベキスタンで過ごした。
一年中クソ暑いタイで暮らしていると、脳ミソが湯立って
もともと悪い頭がさらにバカになる気がして
毎年この時期は、必ず寒い場所を旅するようにしているのだ。

……が、ウズベキスタンは寒すぎた。
夜間になるとマイナス5~10度くらい、
キジルクム砂漠の果て、アラル海の干上がった跡地あたりでは
体感温度はマイナス20度くらい(たぶん)、
常夏タイとの温度差はシャレにならないくらい大きかった。

さらに旧ソ連ということで、暗~い街並みが多く、そんな意味でも寒かった。
ブ厚い毛皮のコートを買ってくるまり、白い息を吐いてひたすらに徘徊した。
寒さがつらいと感じたのは、10数年前に行ったチベット以来だろうか。

そんな気候なものだから、ネコたちとの出会いも少なかった。
特に首都タシケントではほとんど見かけることがなかった。

それでもイナカに行くと、わずかばかりのノラたちが相手になってくれて
凍えた心身を温めてくれるのだった。

そのうちの1匹。
街全体が世界遺産に登録されている古都ブハラ、
その西部にある歴代君主の居城アルク城の、
入口の門のあたりにいたのがコイツだった。
チケット売り場や土産物屋のオバハンたちから可愛がられている。
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寒さからなのか、ウズベクのネコどもはみんな毛が長い。
とってもフワフワしており、抱いてみると身体の本体は見かけよりもずっと小さく、軽い。
そして上下から潰されたような横長ヅラの奴らばかりなのは、
ペルシャあたりの血筋なのだろうか。
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また、節操のない熱帯アジアのネコと違って、甘えてくる奴も少なかった。
気高いというのか、生意気というのか。
明らかな民族性の差異を感じた。
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by give-me-mail | 2011-01-15 03:48 | Uzbekistan
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